大相撲春場所で左膝を負傷し、再起が注目されていた西前頭9枚目の遠藤(24=追手風)が5日、夏場所(10日初日、東京・両国国技館)出場を表明した。

 -稽古を終えた感触は

 遠藤 思ったより動けています。どんどん良くなると想定して、今日これだけ体が動いているし、出る方向でいます。

 -いつ出場に傾いた

 遠藤 今、今日です。

 -痛みは

 遠藤 けがする前と比べると違和感というか、感覚的な違いは多少あるけど、それも慣れだと思う。

 -この2カ月弱は

 遠藤 長かった。(大阪~東京間の移動中や、リハビリ中は)膝のことは何も考えなかった。

 -学生時代にも大けが

 遠藤 けがをした経験が多少、生かされている。2場所休場とか普通なら(復帰に)半年でしょう。それを2カ月弱で諦めず、しっかり取り組んで今がある。ここでホッとするのでなく、気を引き締めたい。

 -休場も選択肢だった

 遠藤 そういうのも考えた上で今までやってきた。本当にさっき相撲を取り終わって決断した。無理なら無理と思うでしょう。今は出る方向で固めました。前日、違うところをケガするかもしれないし、そうならないように頑張る。