大相撲の元大関貴ノ浪で幕内優勝2回を記録した音羽山親方(本名・浪岡貞博)が急死した。20日午前、急性心不全のために大阪市内のホテルで倒れ、搬送中に亡くなった。43歳だった。

 元日本相撲協会外部委員で漫画家のやくみつる氏の話 1度倒れてからは体に気をつけていたと思うので、びっくりしました。あの身長と長い腕を生かした、理詰めとは対極の取り口で、若貴時代の場所を盛り上げました。性格もひときわユニークで明るかった。私が「へなちょこ」という意味を込めて「貴にょ浪」とネタにしても、広い心で受け入れてくれました。これから、貴乃花一門が勢力を拡大していかなくてはいけない時。参謀ともいえる貴ノ浪の不在は、今後の相撲界にとっても影響は大きいと思います。