関脇逸ノ城(22=湊)が赤土まみれになった。2日、二所ノ関一門の連合稽古に参加し、ぶつかり稽古では稀勢の里の胸を借りた。だが、208キロの体重の重さから、すぐに息切れ。稀勢の里や周りの鶴竜、琴奨菊らから「早く立て」「押さんか」と何度も怒られ、12分間も転がされた。

 見守った師匠の湊親方(元前頭湊富士)は「いいぶつかり稽古だった。毎日やってほしい」とありがたがった。鶴竜に「ちょっと太りすぎ」と言われた逸ノ城は「体が重たい」と嘆きつつ「恩返しできるように頑張りたい」と話した。