大相撲の横綱白鵬(30=宮城野)と大関稀勢の里(29=田子ノ浦)が6日、熱い火花を散らした。

 愛知・長久手市内の田子ノ浦部屋宿舎へ白鵬が出稽古し、新大関照ノ富士ら伊勢ケ浜部屋の関取衆も出稽古に来る中で、15番の三番稽古。8勝7敗で終えた白鵬は「先場所負けた1人ですから。いい稽古ができたんじゃないの」と満足そうに振り返った。

 稀勢の里は「当たりも重さも違いますよ。中途半端では勝てない」と話したが、得意の左四つで寄り切るなど手応えもつかんだ様子。名古屋場所(7月12日初日、愛知県体育館)まで1週間を切り、稽古にもますます熱が入ってきた。