史上最多36度目の優勝を狙う横綱白鵬(30=宮城野)は、関脇妙義龍(29=境川)を押し出しで下し、無傷の8連勝で勝ち越しを決めた。白鵬は39度目のストレート給金。

 横綱日馬富士(31=伊勢ケ浜)は、前頭3枚目豊ノ島(32=時津風)を押し出して7勝目、1敗をキープした。

 横綱鶴竜(30=井筒)は、小結栃ノ心(28=春日野)を上手出し投げで下し6勝目。

 大関対決は、かど番の豪栄道(29=境川)が、立ち合いに変化した照ノ富士(23=伊勢ケ浜)をものともせず、一気に寄り切って5勝目。照ノ富士は4敗目となり五分の星となった。

 大関稀勢の里(29=田子ノ浦)は、前頭2枚目隠岐の海(30=八角)を左四つに受け止めると危なげなく寄り切り7勝目を挙げた。隠岐の海は初日から8連敗で負け越し。

 大関琴奨菊(31=佐渡ケ嶽)は、前頭筆頭大砂嵐(23=大嶽)を右四つから、がぶって寄り切り7勝1敗とした。

 小結嘉風(33=尾車)は前頭2枚目碧山(29=春日野)に立ち合い低いあたりから前に出て一気に押し出して5勝目。

 人気力士の一番は、前頭筆頭逸ノ城(22=湊)が、同4枚目遠藤(25=追手風)を押し出し2勝目。遠藤は2勝6敗。

 8日目を終え、優勝争いは全勝で白鵬が単独トップ、1敗で日馬富士、稀勢の里、琴奨菊、前頭10枚目松鳳山(31=二所ノ関)、同12枚目高安(25=田子ノ浦)の5人が追う展開となった。