日本相撲協会の第55第横綱で理事長を務める北の湖敏満氏(本名小畑敏満=おばた・としみつ)の急逝の報道を受けて、福岡・南区にある北の湖部屋宿舎の前には約30人の報道陣が駆けつけた。入り口には若い衆ら数人が立って敷地内への立ち入りを規制し、時折関係者の姿も見られた。

 報道陣に対応した序二段北斗龍(44)は、理事長の遺体が部屋に戻らないことを告げ「今日は…察して下さい」と声を絞り出した。前日の夜までは変わりなく過ごしていたことも明かし「本当に、頑張ったと思います」と故人をしのんだ。