ロボコップが国技館で復帰した。

 40回記念大会の特別企画として、3カードで実施された「OB力士特別取組」で元小結高見盛の振分親方(39)が、1月30日に断髪式を行ったばかりの元小結豊真将の立田川親方(34)と対戦。寄り切りで勝って、久々に国技館の土俵で勝ち名乗りを受けた。

 もちろん、最後の仕切り前に見せるパフォーマンスも披露。花道を引き揚げる独特のポーズも変わらなかった。「正直、相撲はぶさいくだったけど、どうせやるなら盛り上げようという気持ちはあった。気合を入れた相撲を取ろうと思ったら、ああなった」と一連のパフォーマンスが自然に出たことを強調した。

 引退から3年たち、体重は「現役時代の平均から15キロぐらい落ちて125キロぐらい」という。それでも「体は作ってきた。ガムシャラにやりました。本場所の土俵で相撲を取る、それも相手は豊真将ですから」と、愚直な性格そのままに、真面目に相撲と向き合っていた。