横綱白鵬(31=宮城野)が横綱日馬富士(31=伊勢ケ浜)を突き落としで下し、14勝1敗で史上最多記録を更新する36度目の優勝を飾った。4場所ぶりの栄冠。立ち合いで右手を出した直後左に動き、日馬富士は前のめりで土俵を飛び出した。日馬富士は9勝6敗だった。

 白鵬を1差で追っていた大関稀勢の里(29=田子ノ浦)と大関豪栄道(29=境川)の直接対決は、稀勢の里が寄り切りで勝ち、13勝2敗で準優勝となった。

 先場所優勝の大関琴奨菊(32=佐渡ケ嶽)は横綱鶴竜(30=井筒)に下手投げで敗れ、結局8勝7敗だった。鶴竜は10勝5敗と、なんとか2桁に乗せた。

 東前頭筆頭の琴勇輝(24=佐渡ケ嶽)が12勝3敗で初の三賞となる殊勲賞を獲得した。