日本相撲協会は27日、大相撲名古屋場所(7月10日初日、愛知県体育館)の新番付を発表した。

 2場所続けて13勝し、綱とりに挑む大関稀勢の里(29=田子ノ浦)は愛知県長久手市内の宿舎で会見し「順調に稽古もできている。たくさん応援してくれる人がいると思うと、恩返しをしなくちゃいけない」と意気込みを語った。

 場所前の7月3日には30歳の誕生日を迎える。だが「大器晩成型」という家系で「体も元気。気持ちもまだまだ。あくまでも通過点。これからです」と笑い飛ばした。

 横綱昇進には、優勝が最低条件。横綱審議委員会はその上で高いレベルを求めている。「気負わずにしっかりやって、良い状態で初日を迎えられるようにしたい」と話した。