大相撲の横綱白鵬(31=宮城野)が7日、名古屋場所(10日初日、愛知県体育館)に向けての稽古を打ち上げた。名古屋市緑区の部屋に友綱部屋の関取衆が訪れ、新関脇魁聖(29)らと15番、鋭い踏み込みで圧倒するなど13勝2敗で終えた。場所前の月曜から4日間、出稽古するのが通例だったが、前日6日は出稽古先の都合がつかず部屋で軽めの調整。それでも「昨日は痛いところもあったけど、いい休みになったと思います。思ったより良かったんじゃないですか」と手応えを口にした。

 この日は、元大関琴光喜の田宮啓司氏の長男愛喜くんも稽古に参加し、稽古後には胸も出すなどリラックスムード。小学2年生ながら堂々とした相撲っぷりに「お父さんそっくりじゃないですか、体つきも顔も。将来、横綱、大関になるのは間違いないね」と褒めちぎった。