大相撲の夏巡業は17日、青森県平川市で行われ、右足首痛のため大事を取っていた大関稀勢の里(30=田子ノ浦)が取組に復帰した。

 朝稽古では巡業に復帰した10日以後、初めて相撲も取った。豪風や錦木らを相手に11番、腰を下ろした寄りや強烈な突き、押しで圧倒。「体はしっかりつくっていたからブレもなく、いい感じでできた。だいぶ体の調子も良くなってきた」とにこやかに話した。名古屋場所千秋楽から約3週間、相撲を取らず「あまりない」経験だった。それでも「入院していたわけでもないからね」と焦りも不安もなく、順調に再始動した。