悪性リンパ腫のため現役を引退した元小結時天空の間垣親方(36)が29日、所属する都内の時津風部屋で会見した。

 昨年7月に右脇腹痛を覚え9月の秋場所後に腫瘍が見つかり悪性リンパ腫と診断された。「生きるために向き合う」と治療と並行し現役復帰を信じ筋トレを実行。「(抗がん剤治療で)抜け落ちるなら14年間、頑張ってきた証しの大銀杏(おおいちょう)を残したかった」と断髪もしたが願いは届かなかった。治療を終え今後は経過観察する。部屋付きとして「若い人を指導しながら、ともに成長したい」と話した。