今年の大相撲は白鵬、日馬富士、鶴竜、琴奨菊、豪栄道の3横綱2大関が制覇した。1年間の優勝者が5人を数えるのは2000年以来16年ぶり。この年は曙と武蔵丸の2横綱、関脇武双山、小結魁皇、平幕の貴闘力が賜杯を抱いた。

 白鵬の年間優勝2度は4年ぶりの少なさで、独走に陰りが出てきた。八角理事長(元横綱北勝海)は「みんなが力を出し合い、そういう(混戦の)展開になってきたということだ」と評した。

 年6場所制となった1958年以降で完全制覇は05年の朝青龍のみ。優勝力士が全て異なるのは直近で91年の霧島、北勝海、旭富士、琴富士、琴錦、小錦の例がある。