1月31日に悪性リンパ腫のため37歳で死去した元小結時天空の間垣親方(本名・時天空慶晃)の通夜が6日、東京・墨田区の回向院念仏堂で時津風一門葬としてしめやかに営まれ、日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)や横綱日馬富士ら約500人が参列した。祭壇にはそんきょ姿で鋭い目線の遺影や化粧まわし5本のほか、闘病直前にひっそりと断髪した大銀杏(おおいちょう)、しこ名の木札なども飾られた。

 新十両が一緒の日馬富士は「土俵の上では一生懸命戦った同志だった。生まれ変わったら、やり遂げていなかったことを成し遂げてほしい」。一門の横綱鶴竜は「6歳しか変わらない。早すぎる。病気は怖い」と悲しんだ。告別式は7日午前11時半から同所で営まれる。