西前頭10枚目の栃煌山(30=春日野)が、東前頭15枚目の千代皇(25=九重)を下して平幕唯一の1敗を守った。

 当たって左に動いた相手と距離ができたが、出てきたところを体を開いて肩すかしを決めた。「しっかり踏み込んで先手取れたのが良かったです。相手の左を取って攻めきりたかったけど、落ち着いていたから良かった」と冷静な口調。昨年名古屋場所以来の勝ち越し王手にも「1日1日ですね」と浮かれなかった。