自身5度目のかど番の大関豪栄道(31=境川)が、西前頭4枚目の宝富士(30=伊勢ケ浜)を下して、かど番からの脱出を決めた。

 宝富士の左のおっつけに、狙っていた右を差せずに苦しんだ。何度もいなされたが、頭を付けながら攻め続け、なんとか右を差して主導権を握って寄り切った。「押し込んでからのはたき込みと、左四つがっぷりにならにように」と警戒したことも功を奏した。大関陥落を免れたが、「満足はしていないですけどね。あと2日あるので、しっかりした相撲を取って来場所につなげたい」と気合を入れた。