朝乃山は小兵の石浦を一方的に押し出して、初日から6連勝した。

 初顔合わせだったが師匠の高砂親方(元大関朝潮)から「潜ってくるから、前に前に」とアドバイスをもらった通り、立ち合いから激しい突き押しで攻めた。幕内3場所目となり表情に余裕が出てきたが「余裕はない。必死です」と初心は忘れていない。全勝力士が少なくなったが「まだまだ。上の人に続くだけです」と謙虚な姿勢を見せた。