初場所優勝を飾った関脇栃ノ心(30=春日野)が、横綱鶴竜(32=井筒)の連勝をストップさせた。

 右四つがっぷりに胸を合わせ、まわしを引きつけて最後は寄り切った。過去1勝21敗と分の悪い横綱だったが、力でねじ伏せた。

 「前に出たのが良かった。いつも前みつを取られて上半身が起きて下がっていたので、(体が)起きても前に出た。それが良かったと思う。明日からあと3つ。いい相撲で終わりたい」。3場所連続勝ち越しを決めた栃ノ心は、大きく息をはずませながら2場所連続2桁勝利へ気を引き締めていた。