6場所連続休場中の大相撲の横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)が1日、都内の部屋で稽古を再開した。同部屋の大関高安と三番稽古を行ったが、高安が右肩に痛みを訴え、途中で打ち切り。番数は4番と少なかったが、左四つから寄り切る得意の形で全勝。「いい感じ。巡業で体を動かしていたし、いい動きはできた」と、夏場所(13日初日、東京・両国国技館)に向けて、好感触を口にした。

 その後は両国国技館に移動し、力士会と相撲協会の人気企画「赤ちゃん抱っこ撮影会」に参加した。「赤ちゃん抱っこ撮影会」は、新日本フィルハーモニー交響楽団による生演奏が流れる中での実施という新たな試みで、赤ちゃんのリラックス効果を期待したもの。だが稀勢の里が抱っこした赤ちゃんは次々と泣きだし「(何回やっても)慣れないもんだね」と、苦笑いを連発していた。