日本相撲協会は九州場所10日目の20日、場所前に交通事故を起こしていた大嶽部屋の幕下力士への、警察による処分が決まったと発表した。

処分は道路交通法違反(当て逃げ)で罰金2万円。ガードレールに運転していた車をぶつけたものの、事故を起こしたことを、警察に届け出ていなかったことが問題で、当初は疑いのあった酒気帯び運転については、罪には問われなかった。

九州場所の会場で、この件について発表した芝田山親方(元横綱大乃国)は「相撲協会としては厳粛に受け止め、再発防止に真摯(しんし)に取り組みます」と、相撲協会としの見解を示した。師匠の大嶽親方(元十両大竜)の監督責任、当該力士への相撲協会としての処分については、九州場所後に行われる同協会の理事会で話し合われる予定だ。