大相撲の九州場所で初優勝を飾った小結貴景勝(22=千賀ノ浦)が17日、母校の埼玉栄高でパレードと優勝報告会を行った。

JR西大宮駅から同校までのパレードではオープンカーに乗り、沿道へ手を振った。約130人の同校マーチングバンド部に先導され、午前11時から約10分間、拍手と歓声を浴びた。

午後0時45分ごろから同校体育館で行われた優勝報告会では、埼玉栄中・高の生徒約3000人の前で、高校時代の思い出を語った。

「5年前にここ埼玉栄を卒業したが、学んだことは財産。相撲部の山田先生に『一寸先は闇』と言われてきた。どれだけ良い成績を残しても、次の日、けがするかも分からない。毎日、教えてもらった」。

連続優勝を狙う初場所に向け「11月場所も優勝したけど、この『一寸先は闇』という言葉を忘れずに精進したい」と意気込みを語った。