大相撲の新大関貴景勝(22=千賀ノ浦)が、高級フランス料理でパワーを注入した。

28日、出身の兵庫・芦屋市にあるフランス料理店「メゾン・ド・タカ芦屋」で行われた春場所の昇進祝賀会に、両親ら芦屋市の関係者19人とともに出席した。

フランス料理の世界大会に出場した実績を持つ、高山英紀シェフが提供する1万6500円のコースを堪能。アワビのフリットなどに舌鼓を打ち「おいしいっす」と笑みをこぼした。

同店には場所中も2度訪れ「おいしいものを食べると活力が出る」と大関とりへ英気を養ってきた。ケーキの上には綱を締めた力士のモニュメントがあり「次はもう1つ上の番付を目指したい」と、来年は最高位で同店に訪れることを誓った。この日は西宮市役所にも表敬訪問した。同市には小中と稽古した土俵があり「懐かしい気持ちになった」と話した。