プロ野球ソフトバンクの王貞治会長が、稽古総見で相撲の稽古を初めて視察した。「いつもはテレビで見ていたけど迫力が違う。両横綱の稽古を見ると、横綱はずぬけているのだと分かった」と語った。

その後に行われた「大相撲の継承発展を考える有識者会議」のメンバーであり、同じ両国国技館での2度目の会合を前に、早朝から土俵付近のいすに座って見届けた。有識者会議では2時間あまりにわたって話し合ったが、王氏は「限界を超えた稽古が必要だということ」と話した。努力する姿を一般公開する、この日のような場を通じ、相撲への理解を訴える必要性を説いていた。