8日目を発熱のため休場した西前頭15枚目千代丸(28=九重)が、この日の朝も熱が下がらず、前日39度7分から40度に上がった。発熱が2日続いているため、この日にPCR検査を受ける方針で、翌17日に検査結果が分かる見通し。

日本相撲協会の鏡山危機管理部長(元関脇多賀竜)によると、千代丸は「体は元気。もしかしたら蜂窩(ほうか)織炎の疑いが強い。熱が2日続いているのでPCR検査を行う」と、師匠の九重親方(元大関千代大海)から報告があったという。他の九重部屋の力士らに体調不良者はいない。

新型コロナウイルス感染拡大の影響により史上初の無観客開催となっている今場所は、朝と夜に検温して37度5分以上の発熱が2日続くと原則的に休場させることになっている。

協会は力士ら協会員に感染者が出た場合、即座に今場所を中止する方針を示している。