大相撲の前頭翔猿(28=追手風)が2日、地元の東京・江戸川区役所を表敬訪問して成績を報告した。同日に江戸川区の有志が結成する後援会が発足し「大変うれしいこと。地元を代表して呼んでもらって、(同じ江戸川区出身で競泳女子の)池江(璃花子)選手のように、皆さんに勇気を与えられるように頑張りたい」と意気込んだ。

今年1年間を漢字1文字で表すことを求められると、色紙に「翔」と記した。新入幕だった9月の秋場所で11勝を挙げて優勝争いに絡み、西前頭4枚目で上位戦に挑戦した11月場所でも優勝した大関貴景勝を撃破。自身のしこ名の1文字でもあり「今年1年間で上まで飛んだ感じで、それに相応しいと思う」と笑顔を見せた。

2021年はさらなる飛躍が期待される。「三役を目指して頑張っていきたい」と新たな目標を掲げた。