[ 2014年5月10日8時37分

 紙面から ]紅白戦後にシュート練習をするニュルンベルクMF長谷部(撮影・益子浩一)

 【ニュルンベルク(ドイツ)9日=益子浩一】右膝半月板損傷で長期離脱しているニュルンベルクの日本代表MF長谷部誠(30)が、W杯出場に大前進した。残留をかけた今日10日のシャルケとのリーグ最終戦(アウェー)に向け、この日は現地で調整。1月14日に合宿先のスペインで右膝を負傷して以降、離脱中の長谷部が、対人も含めたフルメニューをこなした。

 足にテーピングをすることなく、15分間の紅白戦ではボランチで出場。ボールを奪いに行く際にも怖がる様子はなかった。「大事な試合の前日なので、クラブから話をするなと言われています。すいません」と多くは語らなかったが、昨年12月21日シャルケ戦以来となる試合復帰まで、秒読み段階に入った模様だ。

 負傷後の1月に日本で手術を受け、1度は戦列に戻りかけた。だが患部の回復が思わしくなく再び帰国して再手術。「順調なら(日本に)帰って来ない」と語るなど、2大会連続のW杯出場に暗雲が漂っていた。

 本大会開幕まで残り1カ月。今年は1試合も出ていないため、試合勘に不安はある。それでも、執念のリハビリでここまで戻ってきた。同クラブのプリンツェン暫定監督は「彼は長い間、戦列を離れていたが、次節のメンバーの幅が広がるかも知れない」と最終戦のベンチ入りを示唆。シャルケ戦で復帰する可能性もある。日本はDF吉田、内田も長期離脱中。代表主将の回復は、W杯に向けて朗報になる。