[ 2014年6月17日7時14分

 紙面から ]練習前、バランスボールに座り、ストレッチする川島(撮影・狩俣裕三)

 GK川島永嗣(31=スタンダール)が敗戦から一夜明け、左サイドだけのミーティングを開いた。6日の親善試合ザンビア戦に続き、W杯初戦のコートジボワール戦でも左からフリーでクロスを上げられ、2失点。ギリシャ戦も集中的に狙われる可能性がある。そのため、修正に着手し、香川と長友を呼んで、守備時のマークの仕方や連係方法などを再確認した。

 ザック体制になって4年。これまでDFラインだけのミーティングを開いたことは何度もあるが、縦のラインだけで話し合いの場を持ったのは初めてだ。

 川島

 試合の後、話をしました。具体的な内容は言えないけれど、一瞬の判断をしっかりすることと、我慢するところはちゃんと我慢するということですかね。チームとしてサイドからクロスを上げさせないようにすることが大事です。修正できる問題ですから、次は大丈夫です。

 W杯2大会連続出場の川島は4年前は4試合で2失点だったが、今回はすでに2失点した。前回は守備重視で今回は攻撃重視と、チーム戦術に違いはあるが、それを理由にするつもりはない。「1試合で前大会の失点数に並びましたね。次は抑えます」と自分に言い聞かせるように、完封を誓った。【盧載鎭】