NGT48のキャプテン北原里英(25)荻野由佳(18)小熊倫実(14)が23日、新潟県庁と新潟市役所を表敬訪問し、来月12日のメジャーデビューを報告した。

 NGT48は地域密着を掲げて活動しており、昨年6月にはAKB48が毎年行っている選抜総選挙を新潟市などが誘致して同市のハードオフエコスタジアム新潟で開催。新潟駅での看板やポスターの掲出など、官民が一体となってイベントを盛り上げた。

 この日は、これまでの県や市を挙げてのNGT48への支援のお礼を伝え、米山隆一県知事、篠田新潟市長それぞれと、新潟市内で撮影したデビューシングル「青春時計」のMVも鑑賞した。万代橋や、信濃川の堤防であるやすらぎ堤などがロケ地となっており、篠田市長は「(曲を聴いて)ジーンと来ました。(MVは)新潟市の素晴らしいプロモーション映像にもなっている。ファンの方に、また聖地巡礼をしてもらえたら」と話した。篠田市長は「2年連続での総選挙開催」を熱望していたが、20日に今年の総選挙の会場が沖縄であることが発表された。同席した今村悦朗NGT48劇場支配人は「今年の総選挙は沖縄で開催することになりまして。申し訳ありません!」と謝罪。篠田市長は「またご縁がありましたら」と笑顔で応対した。

 米山知事からも「素晴らしい!」とMVを評価され、メンバーらも安堵(あんど)の表情をみせた。北原は「こうして、メジャーデビューを前に知事や市長を訪ねて、そのご報告をできるのは、ずっと地元密着を続けてきたNGT48ならではだと思います。『青春時計』と一緒に全国へ羽ばたいていきたいと思いますので、よろしくお願いします」とコメントした。

 また、今回の表敬訪問の際に今村支配人から「青春時計」のリリース日となる4月12日に、新潟市内の「みなとぴあ」で握手会を開催することが発表された。