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主演男優賞-松山ケンイチ「ノルウェイの森」「マイ・バック・ページ」「うさぎドロップ」「GANTZ」シリーズ

妻夫木聡(右)から盾を受け取り照れ笑いを浮かべる主演男優賞の松山ケンイチ(撮影・江口和貴)
妻夫木聡(右)から盾を受け取り照れ笑いを浮かべる主演男優賞の松山ケンイチ(撮影・江口和貴)

【授賞式記事】

 俳優松山ケンイチ(26)が「ノルウェイの森」「マイ・バック・ページ」などで主演男優賞を受賞した。授賞式では、公私ともに変化の多い1年を振り返り「年末に気持ちが高ぶり、1年が引き締まった」と喜んだ。また、「八日目の蝉」などに出演した井上真央(24)が新人賞を受賞、「一枚のハガキ」で作品賞と監督賞の2冠に輝いた新藤兼人監督(99)は、100歳での新作を宣言した。 松山は、撮影中の来年のNHK大河ドラマ「平清盛」のため、伸ばした髪を後ろで束ねて登場した。

 この日は、授賞式の前後とも仕事が詰まっている状況だった。多忙さについて聞かれると「絶賛撮影中でけっこう大変ですが(09年の大河)『天地人』のスタッフで、『平清盛』もやっているスタッフに、妻夫木(聡)さんが『松山をよろしく』と言ってくれたので、すごくスムーズ。おかげで、おいしいごはんをいただいてます」。疲れも見せず会場を笑わせ、プレゼンターで登場した前年受賞者の妻夫木への気遣いも忘れなかった。

 妻夫木は「出会った時は無口な男だった。今は映画の授賞式で『清盛』の宣伝もできるようになったのか」と、冗談を交えて成長ぶりを褒めた。

 松山も成長した自分を感じている。「ノルウェイ-」ではトラン・アン・ユン監督と一緒に作品を作る実感を得た。「マイ・バック-」では妻夫木の繊細な演技を目の当たりにすることができた。4月に女優小雪と結婚し、来月には子供が生まれることにも触れ「すごく大きなことだった」と話した。

 また、青森県生まれの松山は、3月11日の東日本大震災後、何度も被災地に足を運んだ。「今年はいろんなことがあって、自分がやっていることを考え直した」。役者、人間としての転機のような1年だった。

 来年は大河に集中し、映画の現場を離れるが、映画での目標はすでにできた。「今日、こういう映画人が集まる会に久々に来てすごくうれしかった。今度はここに石原裕次郎賞を取りに来たい」と宣言した。作品に与えられる賞は皆で喜びを分かち合える。「今回の受賞は監督やスタッフのおかげ」と語る、松山らしい新たな目標だ。故石原裕次郎さんの魅力についても「裕次郎さんの世代はパワーにあふれていたと思います。人間的に力を持った人がたくさんいたと思う」と話した。

 もう1つ誓っていることがある。今月20日に亡くなった森田芳光監督(享年61)の遺作「僕達急行 A列車で行こう」が来年3月24日に公開される。主演の松山は「時間が使える限りやる」と、大勢の人に見てもらえるように活動するとした。演じるだけでなく映画を取り巻くすべてに愛情を注ぐ姿が見えた。【小林千穂】

 ◆松山ケンイチ 本名・松山研一。1985年(昭60)3月5日、青森県生まれ。01年にモデルとしてデビュー。03年「アカルイミライ」で映画初出演。05年「男たちの大和/YAMATO」で人気に。06年には「デスノート」のL役で注目され、08年映画「デトロイト・メタル・シティ」で日本アカデミー賞優秀主演男優賞にノミネート。来年3月に「A列車で行こう」が公開。今年4月女優小雪と結婚。180センチ、60キロ。血液型B。

 ◆うさぎドロップ 独身のサラリーマン、河地大吉(松山)は祖父の葬式で、隠し子のりん(芦田愛菜)と出会う。親類が当惑するのを見た大吉は、りんと一緒に暮らすことになった。2人の生活と周囲の人々との交流を温かく描いた。SABU監督

 ◆GANTZ 酔っぱらいを助けようとした加藤(松山)は、友人の玄野(二宮和也)と電車にひかれたが、死んだはずの人々と目が覚めた。そして、黒い球体=ガンツが、狙う敵を指示する。2作目は「-PERFECT ANSWER」。佐藤信介監督。

 ◆ノルウェイの森 ワタナベ(松山)は、高校時代、友人を自殺で亡くしていた。友人の恋人だった直子(菊地凛子)とは疎遠になったが、上京後に偶然再会。2人は引かれ合うが、ワタナベは緑(水原希子)にも心を奪われる。トラン・アン・ユン監督。

 ◆マイ・バック・ページ 70年代初頭、新聞社の週刊誌記者・沢田(妻夫木聡)は過激派の若者たちを取材する中、梅山(松山)という男と接触する。先輩記者に警告されたが、「武器を奪い行動を起こす」と言う梅山に、沢田は巻き込まれていく。山下敦弘監督。

日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞
  受賞作品/受賞者 記事
作品賞 「一枚のハガキ」
  新藤兼人監督
受賞発表記事
授賞式記事
監督賞   新藤兼人監督
  「一枚のハガキ」
受賞発表記事
授賞式記事
主演男優賞   松山ケンイチ
「マイ・バック・ページ」「GANTZ」「うさぎドロップ」
「ノルウェイの森」
受賞発表記事
授賞式記事
主演女優賞   宮崎あおい
「ツレがうつになりまして。」「神様のカルテ」
受賞発表記事
授賞式記事
助演男優賞   西田敏行
「探偵はBARにいる」「はやぶさ/HAYABUSA」
「ステキな金縛り」
受賞発表記事
授賞式記事
助演女優賞   加賀まりこ
「洋菓子店コアンドル」「神様のカルテ」
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新人賞   井上真央
「太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男」「八日目の蝉」
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授賞式記事
外国作品賞 「英国王のスピーチ」
  トム・フーパー監督
受賞発表記事
授賞式記事
石原裕次郎賞 「探偵はBARにいる」
  橋本一監督
受賞発表記事
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石原裕次郎新人賞   該当者なし
ファン大賞 「SPACE BATTLESHIP ヤマト」
  山崎貴監督
授賞式記事
石原裕次郎賞・石原裕次郎新人賞とは
 1987年(昭和62)に亡くなった、戦後を代表するスター石原裕次郎さんの遺志を引き継ぎ、日刊スポーツ映画大賞に併設。石原プロモーションが運営に全面協力している。その年に最もファンの支持を得て、スケールの大きな作品に贈られるのが石原裕次郎賞。裕次郎さんをほうふつとさせる将来性豊かな、映画デビュー5年以内の新人に贈られるのが、石原裕次郎新人賞。賞金は各300万円、100万円。




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