仙台市オールロケで撮影された映画「ゴールデンスランバー」(中村義洋監督、30日公開)のイベントが20日、同市内で行われ、堺雅人(36)竹内結子(29)らが出席した。約1600人のファンに、堺は「ただいま!

 完成を一緒に祝うことができて、感動しました」と喜んだ。

 同市を舞台にした物語の発端は首相が暗殺されたパレード。これにちなみ堺、竹内、中村監督は特別仕様のオープンカーに乗って登場した。竹内は「お相撲さんや大スターになった気分で、不思議な体験」。堺も「いやあ、恥ずかしかった」と言いつつ、手を振って歓声に応えた。作品のキーになる花火も打ち上げられ、2人は「ぜいたくな感じ」。前日夜にはスタッフらとカキや地酒を楽しむなど、仙台を満喫した。

 同作は来月11日開幕のベルリン映画祭パノラマ部門上映が決まっており、堺は「世界の方が仙台をどう見てくれるか楽しみ」と、仙台を世界にPRする意気込みを見せた。【小林千穂】