櫻坂46井上梨名(22)が、最新シングルのカップリング曲「確信的クロワッサン」で初センターを務める。選抜外メンバーによる「BACKS」の中心として「7th Single BACKS LIVE!!」(東京・豊洲PITで15~16日、Zepp DiverCity TOKYOで22~23日)では初の座長ポジションでけん引。ピュアな笑顔と熱いハートで魅了する。【玉利朱音】

「BACKS LIVE!!」の抱負を語った櫻坂46の井上梨名(撮影・滝沢徹郎)
「BACKS LIVE!!」の抱負を語った櫻坂46の井上梨名(撮影・滝沢徹郎)

初センター曲「確信的クロワッサン」は、キュートな曲調と振付が印象的だ。「すごくかわいい曲でビックリしました。(振付師の)TAKAHIRO先生が『櫻坂の中でもすごくキャピキャピはっちゃけている曲。空気を変えられるような1曲に』とおっしゃっていた」と話した。曲中では手でクロワッサンの形を表現した“クロワッサンポーズ”が登場。「歌っていないときにこのポーズが出てきたら、口をパクパクさせて食べるふりをしています。みんなやっているのでぜひ見てください!」と呼びかけた。

クロワッサンポーズを見せる櫻坂46の井上梨名(撮影・滝沢徹郎)
クロワッサンポーズを見せる櫻坂46の井上梨名(撮影・滝沢徹郎)

優しげな顔立ちとピュアな雰囲気から“初恋”キャラが定着している。「自分の中ではピンときていなかったんですけど、(周囲から)付けていただけたので乗っかっちゃおうと(笑い)。でも初恋キャラって結局なんなんだろう…? 鉛筆とか教科書とか貸してくれそうらしいです」とほんわか笑顔で首をかしげた。

「BACKS LIVE!!」の抱負を語った櫻坂46の井上梨名(撮影・滝沢徹郎)
「BACKS LIVE!!」の抱負を語った櫻坂46の井上梨名(撮影・滝沢徹郎)

23年10月発売のシングル「承認欲求」から、同年1月加入の三期生が合流し選抜制が導入され、BACKSは選抜外のメンバーによる構成となった。「確信的クロワッサン」はそのBACKSメンバーが歌唱するカップリング曲だ。「『絶対に私は表題曲を歌えるメンバーに入れる』と思ったことは1度もなかったです。でも、やっぱり選抜に入って歌番組に出たりして、ファンの方に喜んでもらえるのがいいなと思っているので、今までやってきたことに手を抜いたりとかはしていないです」。選抜発表後は、自身のブログで悔しい思いを率直につづった。「マネジャーさんとお話しする機会もあって。『今回(選抜とBACKSが)はっきり分かれたときに、しっかり悔しい気持ちも持っているはずだから。そこからちゃんと前を向いて頑張れる、ストーリーを自分で作ってほしい』と言っていただきました」と明かした。

「BACKS LIVE!!」の抱負を語った櫻坂46の井上梨名(撮影・滝沢徹郎)
「BACKS LIVE!!」の抱負を語った櫻坂46の井上梨名(撮影・滝沢徹郎)

約2年ぶりに開催される「BACKS LIVE!!」の座長ポジション。「BACKSのライブを作ってほしいとずっと言っていたので、機会をもらえたことがすごくうれしいです。当たり前ですけど中途半端なものは絶対作れないし、『BACKS LIVEだからこんな感じか』みたいには絶対思われたくない。普段のライブと同じ熱量で皆さんに楽しんでもらいたい」と熱く語った。

「BACKS LIVE!!」の抱負を語った櫻坂46の井上梨名(撮影・滝沢徹郎)
「BACKS LIVE!!」の抱負を語った櫻坂46の井上梨名(撮影・滝沢徹郎)

同シングルでは三期生11人のうち7人が選抜外で、BACKSとして活動中。初の「BACKS LIVE!!」に挑むルーキーらに言及し「選抜、BACKSっていうのがいきなり来て、悔しい思いをしている子もたくさんいると思う。このライブで輝いて、そこから何か光るものがあってすごい子になることは絶対ある。みんなが輝けるライブにできたらと思います」。穏やかな雰囲気とは裏腹に、熱量高くBACKSメンバーを引っ張る決意を明かし、待望のライブへ意気込んだ。

◆井上梨名(いのうえ・りな)2001年(平13)1月29日、兵庫県生まれ。18年11月、欅坂46(現櫻坂46)に二期生として加入。愛称「いのり」など。一昨年からニッポン放送「櫻坂46 こちら有楽町星空放送局」(日曜午後11時)メインパーソナリティー。163センチ。血液型A。