故ホイットニー・ヒューストンさんの娘ボビー・クリスティーナ・ブラウンさん(享年22歳)が、棺に横たわっている写真が流出。10万ドル(約1250万円)を超える値段でメディアに売られたと、ニューヨーク・デイリー・ニューズ紙が報じている。

 写真をめぐり、各メディアの間で争奪戦が繰り広げられたようだが、最終的に競り落としたメディアの名前は明らかでない。ボビー・クリスティーナさんの葬儀は1日、ジョージア州の教会で行われたが、棺に横たわるボビーさんの遺体が出席者らに公開された際、誰かが密かに撮影したと見られている。

 12年にホイットニーさんが死去した当時も、棺に横たわるホイットニーさんの遺体が密かに撮影され、写真がメディアに流出。米タブロイド誌のナショナル・エンクワイアラーが同写真を表紙に掲載し、世間を驚かせた。「ホイットニー:最後の写真」という大見出しで、ホイットニーさんの写真を掲載した号は、エンクワイアラー誌にとって過去最高レベルの売れ行きを記録したといわれている。ニューズ紙によると、今回も、ホイットニー死去の時と同様、大スクープになると期待したエンクワイアラー誌が複数のリポーターたちをアトランタに送り込み、ボビー・クリスティーナさんの父ボビー・ブラウンさんの親族関係者らにお金を払い、情報入手させたらしい。招待客限定の葬儀では、警官による身分証明の確認まで行われていたが、厳密な警戒にも関わらず写真を撮られたことで、ブラウン家とヒューストン家では、お互いを責め合っているという。(ニューヨーク=鹿目直子)