先月末に自殺したと報じられた米俳優ジム・キャリー(53)の恋人が、実は別の男性と婚姻関係を結んだ既婚者だったことが発覚した。

 米メディアによると、アイルランド出身のメークアップアーティストのキャスリオーナ・ホワイトさんは、先月28日にキャリーの処方薬を無断で持ち出して自宅で大量に摂取して死亡しているのが発見され、自殺であると伝えられていた。2012年に映画の撮影現場で知りあったキャリーとは、交際と別れを繰り返しており、死亡する数日前にも破局したばかりだったと言う。遺体の側には複数の遺書があったと伝えられており、その一通がキャリー宛だったと言われているが、自殺の原因は明らかにされていない。ホワイトさんは過去にも自殺を試みたことがあると新たに米ピープル誌が伝えており、離婚問題との因果関係も取りざたされている。

 米ピープル誌など複数のメディアが、ホワイトさんは13年に一緒に仕事をしたことのあるカメラマンのマーク・バートン氏と結婚したが、死亡した時はすでに別居しており、今年12月に離婚の手続きを始める予定だったと報じている。検視局もホワイトさんが既婚者だったことを認め、法的手段を踏んで最近親者である夫のバートン氏が遺体を引き取ったことを明かした。突然の死にショックを受けていると言われるキャリーだが、遺族と面会をし、今後は金銭面でもサポートする意向を示したと伝えられている。ホワイトさんの結婚時期から、キャリーとの二股交際や浮気も疑われるが、関係者は「キャリーはホワイトさんが結婚していたとは知らなかったはず。知っていたら公の場に連れていくことはなかったはずだ」とコメントしている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)