少しでもかわいくなりたい、もっといろんな洋服を着たい、そんな向上心が過度なダイエットにつながってしまう。これは世界共通で、社会問題にもなっている摂食障害。表舞台で輝くセレブたちも苦しんでいたのだ。

■デミ・ロバート(23)

 ディズニー・チャンネルのアイドルとして有名になり、現在女優や歌手として活動しているデミ・ロバート。なんとデミは小学生の時から摂食障害に苦しんでいたという。その影響は食事や体形だけに収まらず、気性は荒くなり、ドラック依存や自傷行為にまでつながったそう。そのため、活動を休止してリハビリ施設に入所。施設では、食べることの大切さや健康的な生活を学んだという。家族や友人とのリラックスした時間をもてたことで、順調に回復した。出所し活動再開したデミだが、「今でも自分の体形や食事について考えない日はなく、摂食障害と一生付き合っていくつもり」と語っている。その一方で「ありのままの自分を愛してあげることが大切」「何もかもイヤと感じた時は、家族や親友と一緒に過ごしてみて?」などと、同じ悩みを持つファンに向けメッセージを発信している。

■ケシャ(28)

 クレイジーな印象で人気の歌手ケシャは、プロデューサーからの暴言の影響で摂食障害になってしまったという。「自分自身でいられなくなった」との理由で、以前デミ・ロバートも治療を受けたリハビリ施設に入所した。当時ケシャの母親は、「あの子は死にかけていた」と心配のコメントを残していた。リハビリ施設に入っているとき、ファンからの手紙や応援のコメントが届いたらしく、ケシャは代理人を通じて「ファンの温かい愛や応援のおかげで、涙に溺れそうだわ!」とツイッターに投稿。母親やファンの支えもあり1カ月で出所し、克服した。ケシャもデミと同じく、同じ悩みを持つファンに向け「自分を愛して」と数々のメディアにて語っている。

 その他にもニコール・リッチー(34)ジェシカ・アルバ(34)レディー・ガガ(29)などの大物セレブたちが摂食障害を乗り越えている。拒食のみならず、過食、嘔吐(おうと)、薬物乱用など、どんどん自分の体を傷つけてしまう恐ろしい病気。セルフコントロールが効かなくなるため、家族や恋人などの支えも大切だ。日本でも若い女性の多くが毎日、自分の体形についての悩みと戦っていることだろう。摂食障害を乗り越えたセレブたちの「自分を愛して」というメッセージ。世界中の悩める女性たちに、ぜひ受け取ってほしい。【ハリウッドニュース編集部】