俳優で歌手の吉川晃司(50)が21日、都内で歴史シミュレーションゲーム「三國志13」(コーエーテクモゲームス)の完成発表会に出席した。

 85年に発売が始まり、累計700万本を売り上げている人気シリーズ。30周年記念の13作目で初めてテーマソングを作った。

 曲タイトルは「Dance To The Future」。作詞作曲を手がけた吉川は「スケールのあるダンスフルな作品。80年代の(英ロック歌手)デビッド・ボウイ的なもの」と自信を見せ、「『Dance』は武闘ということ。夢や希望、愛する人を守ることに身命を賭すという意味がある」と説明した。ゲーム発売日の28日に配信もスタートする。

 レコチョク限定で、ゲームで使える「武将吉川」を入手できる特典も発表された。等身大の「人間吉川」の人物像が反映され、統率力や武力、水練力はトップ級ながら、政治力は最低ランクという設定。「猪突(ちょとつ)猛進で短命な感じでいいね」とご機嫌だった。

 30代前半で人生の岐路に立った吉川は、中国史の中に答えを求めた。それ以来、関連本を200冊以上も読破しており、特に「三国志」に造詣が深い。好きな人物は曹操で、仕事を兼ねて墓参りをしたこともある筋金入りだ。