テリー伊藤(66)が、生活保護受給者がギャンブルを楽しむことに「何が悪いのか」と擁護したことに対し、美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長(71)が異議を唱えた。

 15日放送のTBS系「白熱ライブ ビビット」では、大分県別府市が繰り返しギャンブルに金銭を費やす生活保護受給者に対し支給を一部停止する処分を下した問題を取り上げた。

 テリーはこの処分に対し「反対」の立場を示し、生保受給者がギャンブルを行うことについて「仕事したくても出来ない人の憂さ晴らし。べつにストリップに行ったっていいと思う。それが活力になれば」とコメントした。

 「(生保受給者は給付金で)何をしてもよいのか」との質問には「別に何が悪いのか」と答え、規制されることによって世間に「生活保護を受けているんだから、そういう(ギャンブルなどの)自由なことをするんじゃない」という意識が定着してしまうことを危惧し、「そういう規制の方がよっぽど住みにくくなる」と持論を展開した。

 この発言にはネット上でも賛否が分かれているが、高須院長は同日ツイッターで「テリーさんそれは違う!」と異議を唱え、「常習パチンコは生きていく活力にはなりません!依存症になるだけです」と私見を述べた。

 なお、別府市の処分について有識者は「ギャンブルに対してプライバシーに踏み込むというのは、ギャンブルに依存している人の生活リズムを整える治療的な側面がある」ともコメント。放送では共演者のほとんどが「反対」の立場を示したが、医師の吉田たかよし氏は「ギャンブル依存症で生活保護になってしまう人はすごく多い」との現状を指摘した上で、「そういう方に『お金を出さないよ』でギャンブルをやめられるっていうわけには行かない方が大半。ホームレスが増えちゃうだけですよ」とし、行政がすべきは支給停止ではなく受給者のメンタル面をしっかりサポートすることだと訴えた。