演歌歌手の水森かおり(42)が6日、都内でテレビ東京系アニメ「ふるさと再生 日本の昔ばなし」(日曜午前9時)の公開アフレコに臨んだ。

 この日は同番組で語り手を務める俳優の柄本明(67)と女優の松金よね子(66)も参加した。「山の向こうにいる母親に箱を渡してほしい。箱の中身は見てはならない」と不気味な女に頼まれた男が、頼みを忘れて箱を家に持ち帰り、嫉妬深い男の妻が箱を開けてしまうというストーリーの「嫉妬の箱」という物語のアフレコを行い、水森は「妖怪ばあさん」役で出演した。「かわいげがあるのかと思ったら、すごく怖い感じだった。かわいいうさぎさん役がよかったな」と笑ったが、番組関係者によると「あえて水森のイメージと離れた役柄を演じてもらった」という。

 初挑戦のアニメのアフレコを終えた水森は「前日に仕事で一緒だった水樹奈々ちゃんに『リズム感がある人ならできる』とアドバイスをもらった。自分のリズム感を信じて頑張りました。たくさんの人に見てもらいたい」と充実した表情をみせた。

 また、同アニメのオープニング曲「ふるさとほっこり村」も水森が歌っている。松金は「前の歌ももちろんすてきでしたが、水森さんの歌でさらに、ふるさと感が出たかな」と絶賛した。

 同番組では、日本各地に伝わる民話、祭事の由来や、神話・伝説など、庶民の文化を底辺で支えてきた昔ばなしをアニメで紹介している。この日に収録した「嫉妬の箱」は8月21日に放送予定。「ふるさとほっこり村」は3月に発売した水森の新曲「越後水原」の特別版(6日発売)のカップリング曲として収録されている。