NHK定例放送総局長会見が20日、都内で行われ、木田幸紀放送総局長が、9月8日に開幕するリオデジャネイロパラリンピックの主なキャスターを発表した。

 俳優風間俊介(33)が、期間中の午後10時台に総合テレビで放送するハイライト番組「パラリンピックタイム」で、現地リポーターを担当する。風間は、昨年、BS1で放送された障害者陸上の世界選手権を取材していた。風間は「とても光栄であると同時に責任もひしひし感じております。自分の役割は、競技を中心としたアスリートの方たちの輝く瞬間を余すところなく、皆さまにお伝えすることだと思っております。そして伝えることで、パラリンピックの魅力を1人でも多くの方に感じていただけるように精いっぱい努めていきたいです」とコメントした。

 開会式は有働由美子アナと中野淳アナが担当し、閉会式は山田賢治アナが担当する。

 また、会見では「第48回思い出のメロディー」(8月27日午後7時30分)の出演者も発表。総合司会の萩本欽一とゆかりのあるイモ欽トリオの山口良一、西山浩司が山内恵介と一緒に同ユニットの曲を披露。わらべの倉沢淳美、高橋真美も出演する。また、亡くなった永六輔さんをしのぶコーナーも設けられ、萩本が思い出を語る。

 一方、NHKは、12日に亡くなった大橋巨泉さんについて、現状では追悼番組などの予定はないとした。巨泉さんは96年に「大橋巨泉のジャズスタジオ」などジャズの特別番組の司会を務めたことがあるが、NHKとはほとんど縁がなかったという。