7月12日に急性呼吸不全で死去したタレント大橋巨泉さん(享年82)のお別れの会が5日、東京・グランドプリンスホテルで営まれた。

 生前、親交のあったプロ野球ソフトバンク球団会長の王貞治氏(76)やビートたけし(69)ら関係者600人、一般のファン約200人の計800人が参列し、別れを惜しんだ。

 50年来の付き合いで、2010年には2人共著で「頑固のすすめ」という本も出している王氏は弔辞を読み、「お仕事の広さ、お付き合いの広さもすごかったと思いますが、その中で目をかけていただいた、かわいがっていただいたことを本当に今でもありがたく感謝しています」と述べた。そして、最後には「そう遠くないうちにそちらに行くと思いますが、歓迎の準備をして待っていただきたいと思います。ゆっくり休んでいただくとともに、歓迎準備のほどよろしくお願いいたします」と、語り掛けた。

 一方、TBS系「世界まるごとHOWマッチ」など多くの番組で巨泉さんと共演してきたたけしは、「巨泉さんと(立川)談志さんが『たけしは良い』と言ってくれてテレビが受け入れてくれた。ありがたいことだよ」と、感謝の言葉を述べた。

 この日は、他に、関口宏、久米宏、渡辺真理、うつみ宮土理、竹下景子、高橋英樹、爆笑問題、なかにし礼、徳光和夫、秋元康、河野洋平、菅直人、辻元清美、衣笠祥雄、青木功、中嶋常幸、江本孟紀、中野浩一らも参列した。