今夏の日刊スポーツ高校野球応援団長を務めたタレントの稲村亜美(20)が14日、都内で行われたBS11「中畑清 熱血!スポーツ応援団」(月曜午後8時)内のコーナー「始球式 女子最速球への道!!」の公開ロケを行った。

 小学1年から中学3年まで野球に打ち込んでいた稲村は、テレビCMで見せたバットスイングが「神スイング」と話題になり、投球技術も高いことから、これまで何度もプロ野球の始球式を務めてきた。

 始球式での自己最速は103キロ。しかし、今年4月のプロ野球の始球式でソフトボールの上野由岐子(34)がアンダースローで108キロを記録したことから、自身がアシスタントを務める同番組内の企画で「上野超え」に挑戦することになった。

 コーチには、66歳となった今でも球速130キロを誇る元プロ野球選手の村田兆治氏がつき、他にも楽天投手コーチの与田剛氏や元巨人の伝説的助っ人、クロマティ氏らが指導にあたる予定だ。

 この日、村田氏からマンツーマン指導を受けた稲村は、腹筋やスクワットなどの筋力トレーニングや遠投、シャドーピッチングなど、基礎から徹底的にたたき込まれた。やっと上がったマウンドでの投球練習では自己最速に迫る90キロ台を連発し、村田氏も「期待できますよ。やる気があるしね」と太鼓判を押した。

 目標は上野を上回る110キロだといい、稲村は「自信はまだないですけど、血のにじむような努力をしていきたい」と意気込んだ。同番組の司会を務める中畑氏については「最終的にはほめてもらえるように頑張ります。この前『お前なら出るぞ』と言ってもらった」と明かした。

 同企画は今月17日の放送からスタートする。12月にかけて全7回放送し、11月23日に行われるプロ野球ソフトバンクのファン感謝祭で110キロに挑戦予定だという。