11人体制になった「モーニング娘。’16」が23日、新曲「セクシーキャットの演説」発売当日に大阪・オリックス劇場でコンサートを開き、猫耳やボンテージスタイルで、セクシーなパフォーマンスを披露した。

 今年5月に鈴木香音が卒業し、リーダーの譜久村聖(ふくむら・みずき=20)率いる11人の平均年齢は17・6歳。コンサートの中では、今夏に応募が締め切られた「新世紀オーディション」の13期生が決まったと発表。人数、詳細は12月12日の日本武道館、全国ツアー千秋楽でお披露目される。

 譜久村は「一般オーディションからは残念ながら、合格者はいなかったんですが、ハロプロ研修生の中から、新しいメンバーが入ってきます。どんな子たちか、楽しみにしていてください」と話した。

 モー娘。’16は現在、全国ツアー中。新曲発売日だったこの日は、大阪公演で、開演に先立ち、11人が取材に応じた。

 譜久村は「発売日当日にコンサートができてうれしい」と笑顔。地元・大阪出身で、12期生の尾形春水(おがた・はるな=17)は「大好きな地元でコンサートができるなんて」と言い、13期生の後輩加入には「大阪弁は仲良くなりやすいので、どんどん話し掛けていくので、よろしく」と、呼びかけた。

 その尾形と同期で、現在は最後輩の野中美希(17)が「根がどじっ子なんで、後輩に『どんくさい』と思われないように、格好つけていきたい」と抱負を口すると、先輩やメンバーから次々に“野中伝説”が暴露されていった。

 「普通に(平らな場所で)こける」

 「ライブ中に階段踏み外して転がった様子が、おむすびみたい」

 相次ぐ“口撃”に、野中も否定せず、自らも「こないだ、友達と話しながら歩いてたら、電柱にドーンと。ぶつかりました。歩きスマホとか絶対、しませんし、普通に歩いてたんですけど…」と自白した。

 和気あいあいと和やかムードのまま、開演を迎えた11人。トリプルA面の新曲「セクシーキャットの演説」「そうじゃない」「ムキダシで向き合って」から、3曲とも披露した。

 今回の新曲は約半年ぶりで、通算62枚目。

 石田亜佑美(19)は「新曲の振付はジャケット使って、脱いで、肩も見せるので、セクシーさも見て」とアピール。譜久村は「トレンディエンジェルさんの『斎藤さんだぞ』よりは開いていると思います」と訴えていた。