「ユーキャン新語・流行語大賞」のトップテンが1日、都内のホテルで発表された。大スクープ連発の口火を切った週刊文春の「ゲス不倫」も入り、覆面姿の張り込み文春記者が表彰を受けた。

 週刊文春の「ゲス不倫」がトップテン入りを果たした。今年1月、タレントのベッキー(32)とゲスの極み乙女。の川谷絵音(27)の不倫報道をスクープ。謝罪会見後に、2人のLINEのやりとりも続いて掲載すると、「センテンススプリング」という言葉も大きな話題を呼んだ。

 その後も妻が出産入院中だった宮崎謙介元衆院議員(35)、昨年は受賞者として登場したお笑い芸人とにかく明るい安村(34)ら、ジャンルを問わず不倫報道を連発。ネットを中心に「文春砲」と呼ばれるようになった。金銭授受、学歴詐称など、広い範囲で話題を提供したことも選考委員に評価された。

 表彰式には同誌のキャラクター、文春(ふみはる)くんのマスクをかぶった現役記者が登場。「(顔がばれると)今後の張り込みに支障が出る」とマスク姿の理由を説明した。「本来であれば取材対象のベッキーさんや宮崎議員が来ていただく賞。一緒に受けたかったです」と恐縮していた。登場した記者は今回、安村の不倫現場を押さえるべく動いていたという。「人はスクープを取れる。次はもっと大きいスクープを取るだろうと思われるので、プレッシャーもある。でもまた来週も来週も狙っていきたい」と意気込んでいた。