落語家の月亭方正(48)が22日、近大(大阪府東大阪市)で「すべらん話」の創り方講座を行った。

 今回の講義は近大と吉本興業が15日に締結した包括連携協定の第1弾として開催。当初予定100人を大きく超える500人の近大生が聴講した。

 方正は「そもそも僕は観客としてしか『人志松本のすべらない話』に出てないからね。すべらない話の講座があったら僕が受けたい」と開始早々からエンジン全開。就活や仕事で役立つ会話術を学ぶ場として講義が設定されたことにも「面接で笑いを取りに行ったら落とされる。絶対ダメよ!」と苦言を呈して、会場を笑いで包んだ。

 「やりたいことを早く見つけたもん勝ち」など自らの人生で学んだ大切なことを学生に講義したが、予定時間を約30分残してしまうと、次々と「すべらない話」を披露。日本テレビ系「ガキの使いやあらへんで!」の年末企画「笑ってはいけないシリーズ」の話題では、プロレスラー蝶野正洋(53)からのビンタがいかに痛いか力説した。さらに、モリマンとのしばき合い対決ではゴボウが最も痛かったと明かした。

 「しばき合いなんて言ってるけど、一方的にしばかれるだけ。ゴボウは食物繊維が豊富で固くてしなるから、めちゃくちゃ痛い。ゴボウの花言葉って知ってる? “いじめないで”やねん」と爆笑トークを展開した。