15年3月に亡くなった桂米朝さん(享年89)が72年にスタートさせた新春恒例の「米朝一門会」が2日、大阪・サンケイブリーゼで行われた。桂ざこば(69)桂南光(65)らが出演した。

 米朝さん作の人情噺(ばなし)「一文笛」の演目を披露する前にざこばは最近、物忘れが激しくなったことに触れた。「米朝(師匠)が(激しくなったのは)は70代後半だった。僕は今年9月で70歳。思ったよりも早く米朝に近づいた」と笑わせ、“師匠超え”を宣言した。

 トイレにスマートフォンを持って入ったつもりが、テレビのリモコンだったエピソードなどを明かし「テレビのリモコンでどないすんねん!トイレの中からは早送りもできへん!」と自らにツッコミを入れた。

 あいさつでは舞台に出演者一同がそろい「ヨイショ。ヨイショ、ヨイショ~!」の掛け声とともに新春の鏡開きを行った。