乳がんで右乳房を全摘出したお笑いタレントだいたひかる(37)が、闘病の日々を振り返った。

 だいたは11日放送のフジテレビ系「めざましどようび」で、昨年1月に乳がんが発覚してからの1年間の闘病生活について語った。軽い気持ちで乳がん検診を受けてみたところ、右胸にしこりが見つかったのだという。

 13年にアートディレクターの男性と再婚しただいたは、妊活中に乳がんの疑いが出てきたことにショックを受けた。「自分の体に注目していなかったんですけど、触ってみると『ここにもしこりがある』とかパニックになってくる。早く結果が出て治療したいって思いました。結果を待っている間が生きた心地がしないんです。中ぶらりんで、半殺しの刑みたいな」と振り返った。また、結果を待つ不安な間、夫は「大丈夫」と書いた紙を部屋中に貼って励ましてくれたと明かした。

 しかし、ステージ2の乳がんということで、乳房の全摘を勧められる診断結果となってしまった。だいたは、「一緒に生きてきたものが突然なくなることが、恐ろしくて、恐ろしくて……。(受け入れることは)やっぱり難しかったです」「先生の言っていることは大切なことって言うのはわかりますけど、先生の声がお経のように感じた」と辛さに涙してしまったことを告白した。

 しかし、夫の「命が一番大事」という言葉に背中を押されて、全摘出を決断。手術の前日には、夫と一緒に“最後の胸の撮影会”をおこなったという。「最初は恥ずかしいからいいって私は言ってたんですけど、撮っておいてよかったなって今は本当に思う」と語った。