1月スタートの連続ドラマ、フジテレビ系「嫌われる勇気」(木曜午後10時)の16日第6話の平均視聴率が6・2%(関東地区)だったことが17日、ビデオリサーチの調べでわかった。前週は7・2%だった。

 同ドラマは心理学者のアルフレッド・アドラーによるシリーズ累計180万部超の大ベストセラー「嫌われる勇気」を原案に、刑事ドラマとして大胆にアレンジ。主演の香里奈(32)が嫌われる勇気を持った“アドラー女子”を演じている。

 第6話は、河川敷で男性の水死体が発見され、遺体が解剖室に運び込まれた。その男性は、めい子(相楽樹)の元恋人・繁田諒(渋江譲二)だった。諒が勤めるジムには、弁護士・木本正晴(河相我聞)の妻遥(知花くらら)と諒が、不適切な関係を結んでいると告発メールが届いていたことがわかる。蘭子(香里奈)と青山(加藤シゲアキ)は、木本夫妻から話を聞く、という内容だった。

  同ドラマに関しては、アドラー心理学の研究と啓発を目的とした日本アドラー心理学会が10日に公式サイトにて、抗議文を掲出。同ドラマがアドラー心理学の一般的な理解とは大きく異なる見解を広めていると指摘し、放送の中止、もしくは脚本の大幅な見直しを求めており、その対応も注目されている。