俳優の宮川一朗太(50)が、ネット上で話題になっている「PTA不要論」に対し、「子どものためにやること」だと反論した。

 16日放送のフジテレビ系「バイキング」では、保護者たちの間でPTAの活動をすることに対する不満が広がっている現状について議論が行われた。番組には数人の保護者も顔を隠してVTR出演し、「PTA役員をやらない人がいる」という不公平の問題や、「仕事量が多い」と大きな負担になっていることなど不満を訴えた。

 PTA会長を3年間務めた“必要派”の宮川は、「子どものためにやることに、不公平はない」と反論。また、「頑張っている親の姿を見せるのも子どものため」だと主張した。

 一方、元経産省官僚の岸博幸氏は「日本は村社会だから全員参加っていう意識が残っちゃってるのが問題。PTAの仕事は無駄な仕事も多いはず。そういうのをどんどんなくしていって、やりたい人がやればいい。その代わりやらない人は文句言うな。やりたい人はPTAを通じて学校にも意見を言えるわけだからちゃんとメリットもある。もっと変えていかなければ」との考えを示した。

 また、アメリカ出身のタレントREINAは、同国で一般的に採用されているという「PTO」では、「やれる人はやる。できない人は寄付する」という方針であると紹介した。