俳優林遣都(26)が16日、都内で、主演映画「しゃぼん玉」(東伸児監督、3月4日公開)の試写会に出席し、自己免疫性脊髄炎のため昨年11月から入院中の共演の市原悦子(81)から届いた音声メッセージに「ただただうれしい」と感激した。

 メッセージは入院前と変わらない元気な声。「林さんとの共演は忘れられないものになりました。これからどんな役をなさるのでしょう。楽しみです」。

 林は市原との共演に「この先、俳優をやっていく上で武器となる期間でした。いろんな物を感じさせてもらいました」。さらに市原の演技に「一瞬、一瞬、圧倒され、感動しました。見ているだけでも貴重な時間でした」と語った。

 女性や老人ばかりを狙った通り魔の青年(林)が逃亡途中に出会った老婦人(市原)と触れあい、人生の再生に目覚める物語。撮影は宮崎県で昨年3月に行われたという。