カンテレ(関西テレビ)は23日、大阪市北区の同局内で、春の改編発表会見を開き、出家騒動で降板した女優清水富美加(22)がレギュラー出演していたフジ系「にじいろジーン」(土曜午前8時30分)について、4月以降も新規レギュラー加入はないと明らかにした。

 同番組では、昨年1月からベッキー(33)が司会の立場のまま休演を続けており、同4月に清水がレギュラーとして新加入。その清水も今年2月に降板となり、現在は、山口智充とガレッジセールに加えて、同局の川島壮雄アナウンサーが代役として入っていた。

 清水の降板後は「男性陣4人」で番組を進めており、新たな女性レギュラー起用の可能性もあった。ところが、同局編成部の岡山誠部長は「川島が役目を果たしてくれておりますし、現状(清水の)後任を置く予定はありません」と説明し、現状の体制のまま継続する、とした。ベッキーについては「司会を休演という形のままで、何ら変化はないです」と話した。

 同番組をめぐっては、昨年からベッキー、清水と、女性レギュラーをめぐる騒動が続いている。これについて、同局の大沢徹也編成局長は「個人的には、どうして(騒動が)続くのかなとの気持ちで、手を合わせておりますが、番組もこの4月で丸10年。長くやっていると、いろんなことがありますが、10年続いているということは、皆様に愛されているからだと考えまして、引き続きご支援にこたえたい」と話した。

 また、昨年末に放送終了した「SMAP×SMAP」の後番組で、同局が全国発信するフジ系「もしかしてズレてる?」(月曜午後10時)について、大沢局長は「『SMAP×SMAP』の後番組ということで出演者の皆さんもスタッフも、相当なプレッシャーを感じながら番組に取り組んでいる」と話した。

 関東地区では3%台にまで視聴率が落ち込んでおり、これには「もう少しいい数字を期待していた」と言いつつも、一方で「逆に、厳しい評価をいただいたことで、思い切ったこおtができる。バラエティーは時間がかかる。試行錯誤を経て、当たり目を探していきたい」と語った。