お笑い芸人の土田晃之(45)が、アイドルを卒業してバラエティータレントに転身する道に厳しい見方を示した。

 欅坂46の冠番組「欅って、書けない?」(テレビ東京系)でMCを務める土田は、同グループの今泉佑唯(19)が卒業を発表したことを受け、12日放送のラジオ番組「土田晃之 日曜のへそ」で、「率直に一言で言うと、寂しいですね、本当に。学校の先生の気持ちだなと思って丸3年間一緒にやってきて、その中から卒業生が出るって、やっぱりちょっと寂しいなぁ」と思いを語った。

 続けて今泉の卒業後の活動を心配。「元々、今泉は歌手志望なのよ。ミュージシャンになりたくて、ソロでオーディションとかもいろいろ受けてっていう中で欅坂に受かった。歌も上手でね」と紹介したが、今泉が「タレントとして活動を続けていきたい」との考えを明かしていることに、「タレントって一言で言っても、バラエティーとかはちょっとなぁ……」と難色を示した。

 土田はグループを卒業したアイドルがバラエティー番組に出演することは「最初、一番簡単に出やすい」としたが、一方で「いい時だけ。旬だったりすると呼ばれるけど、なかなか寿命は短いですよ」と持論を展開。アイドルからバラエティー番組を主戦場とするタレントに転身して成功しているのは「井森美幸と島崎和歌子の2人だけなのよ。モンスターなのよ。バケモノなんだから」と説明し、「今泉には、ああなって欲しくないし、ああはなれないのよ」と私見を述べた。

 それでも「タレントさんでこの世界でやって行くならまた番組中で一緒になることもあると思うんでね、その日を楽しみにしたいですね」と語った。